〈大阪の人間(府民)は知事なんて誰がなってもいい、と思っている。その知事が、はしゃごうが、喚こうが、おふざけをしようがお咎めなし。府政の邪魔にならなければそれでいい、と思っている〉
〈無論、府の職員が行政をまともに取り仕切り、議会によるチェックがちゃんと機能している等とはこれっぽちも思っていない。行政にも議会にもとっくの昔に失望しており、全く期待していない。大阪の人間は、政にも官にも頼らず生きていくしかないということを知っているから、知事なんて誰がなっても同じ、と思っている〉
大阪出身の友人の弁だが、橋本知事の言動と大阪府民の反応を見ていると、当を得た指摘という気になってくる。
国政も、一見すると大阪に似た状況を呈しつつあるように思えてくる。
日銀総裁の空席で懸念された「市場の混乱」は、幸いにして今のところ起きていない。ガソリン税など暫定税率の期限切れ伴う「大混乱」についても、マスコミが「大変だ」と大騒ぎしているせいで消費者は4月1日以降どんなことが起こるのかがだいたい分かってきたはず。混乱を最小限に食い止めることができれば、それは紛れもなく賢い国民のお陰である。
福田首相の指導力のなさと時限の低い与野党の泥仕合に辟易する国民の意向は最近の世論調査にも表れているが、誰が首相になってもいいと思っているわけではない。国民からも国際社会からも見放される前にチキンレースから抜け出さないと、どっちが悪いでは済まされなくなってくる。
「さてどうする?」と心ある政治家たちに問うてみるか。

